在宅医療推進フォーラムに参加〜H29-2-5

平成29年2月5日(日)、午後1時より奈良県社会福祉総合センター大ホールにて
奈良県訪問看護ステーション協議会主催の第6回在宅医療推進フォーラム
「在宅医療を知っていますか?〜家で最後まで療養したい人に〜」に参加してきました。

第1部は、
「命を見つめて旅たちをどう迎えましょうか?自分らしい最後の選択肢とは?」のタイトルで、
和歌山県紀の川市坂口内科院長、坂口健太郎氏のお話でした。

第2部は、みんなでぶっちゃけトーク
「地域で最後を迎えるために、今からできることをみんなで考えよう!
各分野より下記の8名の演者より各5分のお話のあと
会場からの質問受ける形でトークがありました。
1.森本弘子氏(訪問看護認定看護師)
2.菊川 節子氏(介護支援専門員)
3.井勝 昭彦氏(奈良県健康福祉部地域包括推進室室長)
4.上野 和夫氏(薬剤師)
5.正田 晨夫氏(歯科医)
6.加藤 久和氏(在宅医)
7.森村 久恵氏(ご家族)
8.樋口 順一氏(生命保険会社)
・・・講演順

第1部の坂口先生は、自ら主宰されている健太郎一座という劇団の
「和歌山のおばあちゃんは仕舞い上手」のお話から始まり、
平穏死のための条件としては
1、本人の意思 わがままの人ほどよい
2、かかりつけ医、高齢医師がいい、訪問看護師とつながりを持っておく
看護師に週1回でも来てもらっておくのがいい。
3、お金をたんまり持っている人は平穏死はできない。
4、先生、看護師などが親戚にいると無茶苦茶になる。
先生とは、教師、弁護士、税理士なども指す。先生には自己保身の強い人が多い。

また、自分はガンで死ぬのがいい、だからガン健診は受けてない等とユニークな内容でした。

第2部は8名の演者より、在宅医療のいい面、在宅医療をサポートするための話があり、
歯科医として喜ばしかったのは「口から食べること」の素晴らしさを多くの演者より
述べていただけた点でした。

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H28年度 在宅歯科医療・口腔保健研修会に参加

平成29年1月26日(木)、かしはら万葉ホールで開催された
中和保健所主催の標題の研修会に参加してきました。

演題は「より早期からの包括的フレイル予防戦略
〜新概念『オーラルフレイル』から何を狙うのか〜」

講師は東京大学高齢社会総合研究機構教授の飯島勝矢先生です。
実は飯島先生には、私が所属している日本産業衛生学会が大阪で開催した
第88回学会の際、私が企画担当となったシンポジウムでも演者として
お世話になったのですが、その後も「オーラルフレイル」の発案者として
ご活躍され、今回の講演につながったようです。

昔から「病気は口から」ということがいわれますが、
まさにこのことを論理的にご教示いただく講演会となりました。

介護分野での歯科領域の重要さは、年々理解もされてきておりますが、
まだまだ一般の方はじめ医療関係者にも浸透しきれてない面が多々あり、
高齢社会にとって、口腔機能低下からはじまる全身へのフレイル(虚弱)、
そしてサルコペニアとつながる一連の悪循環を断ち切るために
「オーラルフレイル」は非常に重要であることを訴えていただきました。

局部床義歯(部分入れ歯)の講習会に参加

2016年10月16日(日)、朝10時から
奈良歯科先端技術研究会の講演会に参加してきました。

東京都の藤関雅嗣先生による「パーシャルデンチャーに強くなろう」
(パーシャルデンチャーの基礎からインプラントオーバーデンチャー、
そしてSMOPガイドサージェリーまで)のお話でした。

局部床義歯(部分入れ歯)は、
開業歯科医院において接しない日がないほど頻度の多い診療行為の一つです。
欠損(歯が抜けている)部位が同じでも、人それぞれによって設計も変わり、
また同じ人でも経年により設計も変わるなど様々な要素と形態で
その差が出るのが局部床義歯です。

1本の欠損から全てに欠損の総義歯まで対応出来ることで、
食事をする咀嚼には欠かせない歯科治療とも言えます。

現在の保険診療では、義歯は一旦作成すれば
6ヶ月は再製ができないなどの制約があり、
最初にしっかりと設計をして印象(歯型をとる)しなければなりません。
そして、患者さんへの十分な説明・指導のもと、
口の中で最適な装着ができる義歯の作成に努める必要があります。

あらためて局部床義歯の基礎から研修できる機会となった一日でした。

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在宅訪問管理栄養士の講演会に参加

2016年10月13日(木)、午後6時30分より
奈良県社会福祉総合センター6階の中会議室で開催された
「多職種連携による栄養ケアの実際」に参加しました。

これは院長が理事をしている
NPO法人オーラルヘルスプロモーションクラブ奈良が主催した講演会ですが、
在宅訪問でご活躍されている管理栄養士の時岡先生のお話でした。
まさに内容は”目から鱗”で、高齢者・有病者の在宅での栄養ケアの実態、
そして低栄養への具体的な対応を聞き、歯科医師としての力量不足を痛感しました。

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野迫川村へ代診に行く

2016年10月13日(木)、
野迫川村歯科診療所の管理者&院長が村の歯科保健活動と重なったため、
7月28日に続いて2ヶ月半ぶりに代診として訪れました。

橿原の当院を朝7時20分に出発して五條経由で9時5分に到着しました。
前回は同じ時間に発ち、8時50分頃に着いたのですが、
今回は葛城山、金剛山の脇の山麓線、五條の田園を経由したためか、
国道24号線よりは15分ほど多くかかってしまいました。

来院されたのはお一人で、
正午前に野迫川村国保診療所を出発して帰路に着きました。

往復3時間を要しますが、
へき地の歯科医療の一翼を担っている充実感を感じる日でした。

 

近畿北陸歯科医学大会に参加

平成28年10月9日(日)、大阪国際会議場(グランキューブ)で開催された
第68回近畿北陸歯科医学大会の講演会に参加してきました。

講師は、スェーデンイエテボリ大学トード・ベルグルンド教授で
テーマは「インプラント周囲炎ーその診断・罹患率・リスクファクター・治療ー」でした。

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野迫川村に訪問

無歯科医村となっていた野迫川村に
この4月より歯科診療所が開設されましたので
平成28年7月28日に一人で訪問してきました。

当院を午前7時18分に車で出発し、五條市経由で向かいました。
橿原から御所あたりでやや混雑もあり、五條市には8時5分通過となりました。

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目的地の野迫川村国保診療所には8時55分に到着しました。

昼前に診療所を出て、もう少し奥まで車を進めました。
途中、雨も降ってきましたが山独特の絶景が続きました。

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帰路は、下市町経由としましたが、
五條市経由より車で5分から10分ほど早い感じでした。

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こんな素敵な名前のトンネルもありました。

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第40回日本労働衛生研究協議会に参加

平成28年7月17日〜18日にかけて、
第40回日本労働衛生研究協議会総会・学術大会に参加しました。

会場は昭和大学大学病院入院棟医学部臨床講堂であり、
最寄液は東急池上線旗の台駅ですが、この路線をはじめて知りました。

旗の台駅

学術大会は、下記に記載した通りですが、
1日目の村松先生の受動喫煙の講演は、
この9月京都で開催する第26回日本産業衛生学会全国協議会で、
歯科保健部会として私が担当するシンポジウムにも大いに参考となりました。
そして、スリーエムジャパン株式会社の片岡先生の呼吸保護具のお話は、
労働衛生コンサルタントとして、また特化物、酸欠等の作業主任者講師としても
非常に有意義な内容となりました。

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1日目(平成28年7月17日・日曜日)
講演1 喫煙・受動喫煙による健康障害
-求められる屋内禁煙化-
(公社)東京都医師会タバコ対策委員会 委員長
東京慈恵医科大学非常勤講師 中央内科クリニック 院長 村松弘康
講演2 呼吸保護に向けてマスクフィットの重要性
-マスク等PPE着用時の盲点-
スリーエムジャパン株式会社 安全衛生事業部 学術部
浜松医科大学医学部非常勤講師 片岡克己

2日目(平成28年7月18日・月曜日・祝日)
講演3 歯科医院経営・管理のイノベーション
-増患・増点・増収をもたらすスタッフ活用術-
日本歯科医師連盟会長 東京都歯科医師連盟会長 井荻歯科医院 院長
日本歯科大学生命歯学部客員教授 高橋英登

会員発表
1)KYTコーディネーター
山口達雄
2)労働衛生コンサルタント受験対策として行った関東地区における工場視察会の報告
渡邉洋二
3)たかが歯科特殊健診 されど歯科特殊健診
戒田敏之
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脳外科医からの口腔ケアの講演会

院長が理事を務めているNPO法人オーラルヘルスプロモーションクラブ奈良の
2016年度学術講演会が通常総会のあと開催されました。

平成28年7月10日(日)、橿原市商工経済会館7階中ホールで
産業医科大学リハビリテーション医学講座の高畠英昭先生による
テーマ「嚥下障害 脳卒中患者に”食べる喜びを”ある脳外科医の挑戦」
でのお話でした。

脳卒中で搬送されてくる急性期の患者さんに早期に口腔ケアを実施することで、
”食べる”という日常生活が早期に回復でき、その後のリハビリにも大きな成果につながった
多数の症例報告を動画などでわかりやすく紹介されました。

これまで「入院中の口腔ケア」といえば、講師そして受講者に歯科関係者が多く、
歯科から医科へのアピール的要素が多く感じられましたが、
今回は参加者に医師や看護師など医科関係者が多く、
また急性期病院の脳外科医が口腔ケアの重要性を強く示されているのに、
歯科医師として非常に感銘を受けました。

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