健康寿命の延伸をめざして

昭和54年に開院以来、地域の歯科医療に取り組んでおります。開院当時は、「むし歯氾濫時代」と言われ、小さいお子さんから大人までむし歯を持っている方が多く、多くの歯科医院は治療を希望する患者さんで溢れていました。当院もその頃はむし歯の治療、大半はつめる、被せる、入れ歯を入れるに追われた診療に明け暮れておりました。

歯科医師は常に自分の行っている治療は、ずっとその状態で維持できるよう努力し、願ってはいるのですが、残念ながら10年以内に再治療に来院する方が結構おいでになります。そして、むし歯の多発する方は、本人の努力にもかかわらず来院が多くなるのも事実です。

一方、歯周病は昔から「歯槽膿漏」をいわれ、せっかくむし歯にもならず残ってきた歯が30歳代ぐらいからグラグラとしたりして、最悪は抜けてしまう病気です。あまり確立された治療法もなく、加齢とともにある程度仕方がないと思われている面もありましたが、今は格段に保存できるようにもなってきています。そして歯周病は、糖尿病や心臓病など全身疾患との関わりも証明されてきて、口のなかの問題だけでなく、生命にも大きく影響することがわかってきました。

むし歯も歯周病も、その主原因は歯や歯ぐきの境目に付着している歯垢(プラーク)と言われるものです。歯垢は口のなかにある雑多の細菌が凝集されたもので、各人によりその形成量、付着量、また細菌叢も大きく異なります。それらを無視して、全員に同じ治療や予防などしても、差が出るのは当然です。

このような背景から、当院では10年以上前から、治療中心の診療から予防中心に重点をおく診療体系に変更してきております。そして、日常生活が快適で過ごせる健康で長寿な人生を支えるために応援させていただきます。

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【院長紹介】

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                田 中 和 宏

昭和45年 県立畝傍高校卒業
昭和51年 城西歯科大学(現明海大学歯学部)卒業
昭和54年 橿原市新賀町200-5にて開院
昭和63年 橿原市新賀町312-4に移転
平成11年3月 労働衛生コンサルタント取得
平成11年〜20年 (社)奈良県歯科医師会  理事
平成21年〜24年 (社)奈良県歯科医師会  専務理事
平成21年〜22年 日本産業衛生学会産業歯科保健部会  拡大幹事
平成23年〜現在 日本産業衛生学会産業歯科保健部会  幹事
平成26年〜現在 NPO法人オーラルヘルスプロモーションクラブ奈良  理事
平成26年4月〜現在 作業主任者技能講習 講師