H28年度 在宅歯科医療・口腔保健研修会に参加

平成29年1月26日(木)、かしはら万葉ホールで開催された
中和保健所主催の標題の研修会に参加してきました。

演題は「より早期からの包括的フレイル予防戦略
〜新概念『オーラルフレイル』から何を狙うのか〜」

講師は東京大学高齢社会総合研究機構教授の飯島勝矢先生です。
実は飯島先生には、私が所属している日本産業衛生学会が大阪で開催した
第88回学会の際、私が企画担当となったシンポジウムでも演者として
お世話になったのですが、その後も「オーラルフレイル」の発案者として
ご活躍され、今回の講演につながったようです。

昔から「病気は口から」ということがいわれますが、
まさにこのことを論理的にご教示いただく講演会となりました。

介護分野での歯科領域の重要さは、年々理解もされてきておりますが、
まだまだ一般の方はじめ医療関係者にも浸透しきれてない面が多々あり、
高齢社会にとって、口腔機能低下からはじまる全身へのフレイル(虚弱)、
そしてサルコペニアとつながる一連の悪循環を断ち切るために
「オーラルフレイル」は非常に重要であることを訴えていただきました。

在宅訪問管理栄養士の講演会に参加

2016年10月13日(木)、午後6時30分より
奈良県社会福祉総合センター6階の中会議室で開催された
「多職種連携による栄養ケアの実際」に参加しました。

これは院長が理事をしている
NPO法人オーラルヘルスプロモーションクラブ奈良が主催した講演会ですが、
在宅訪問でご活躍されている管理栄養士の時岡先生のお話でした。
まさに内容は”目から鱗”で、高齢者・有病者の在宅での栄養ケアの実態、
そして低栄養への具体的な対応を聞き、歯科医師としての力量不足を痛感しました。

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近畿北陸歯科医学大会に参加

平成28年10月9日(日)、大阪国際会議場(グランキューブ)で開催された
第68回近畿北陸歯科医学大会の講演会に参加してきました。

講師は、スェーデンイエテボリ大学トード・ベルグルンド教授で
テーマは「インプラント周囲炎ーその診断・罹患率・リスクファクター・治療ー」でした。

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野迫川村に訪問

無歯科医村となっていた野迫川村に
この4月より歯科診療所が開設されましたので
平成28年7月28日に一人で訪問してきました。

当院を午前7時18分に車で出発し、五條市経由で向かいました。
橿原から御所あたりでやや混雑もあり、五條市には8時5分通過となりました。

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目的地の野迫川村国保診療所には8時55分に到着しました。

昼前に診療所を出て、もう少し奥まで車を進めました。
途中、雨も降ってきましたが山独特の絶景が続きました。

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帰路は、下市町経由としましたが、
五條市経由より車で5分から10分ほど早い感じでした。

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こんな素敵な名前のトンネルもありました。

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第40回日本労働衛生研究協議会に参加

平成28年7月17日〜18日にかけて、
第40回日本労働衛生研究協議会総会・学術大会に参加しました。

会場は昭和大学大学病院入院棟医学部臨床講堂であり、
最寄液は東急池上線旗の台駅ですが、この路線をはじめて知りました。

旗の台駅

学術大会は、下記に記載した通りですが、
1日目の村松先生の受動喫煙の講演は、
この9月京都で開催する第26回日本産業衛生学会全国協議会で、
歯科保健部会として私が担当するシンポジウムにも大いに参考となりました。
そして、スリーエムジャパン株式会社の片岡先生の呼吸保護具のお話は、
労働衛生コンサルタントとして、また特化物、酸欠等の作業主任者講師としても
非常に有意義な内容となりました。

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1日目(平成28年7月17日・日曜日)
講演1 喫煙・受動喫煙による健康障害
-求められる屋内禁煙化-
(公社)東京都医師会タバコ対策委員会 委員長
東京慈恵医科大学非常勤講師 中央内科クリニック 院長 村松弘康
講演2 呼吸保護に向けてマスクフィットの重要性
-マスク等PPE着用時の盲点-
スリーエムジャパン株式会社 安全衛生事業部 学術部
浜松医科大学医学部非常勤講師 片岡克己

2日目(平成28年7月18日・月曜日・祝日)
講演3 歯科医院経営・管理のイノベーション
-増患・増点・増収をもたらすスタッフ活用術-
日本歯科医師連盟会長 東京都歯科医師連盟会長 井荻歯科医院 院長
日本歯科大学生命歯学部客員教授 高橋英登

会員発表
1)KYTコーディネーター
山口達雄
2)労働衛生コンサルタント受験対策として行った関東地区における工場視察会の報告
渡邉洋二
3)たかが歯科特殊健診 されど歯科特殊健診
戒田敏之
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脳外科医からの口腔ケアの講演会

院長が理事を務めているNPO法人オーラルヘルスプロモーションクラブ奈良の
2016年度学術講演会が通常総会のあと開催されました。

平成28年7月10日(日)、橿原市商工経済会館7階中ホールで
産業医科大学リハビリテーション医学講座の高畠英昭先生による
テーマ「嚥下障害 脳卒中患者に”食べる喜びを”ある脳外科医の挑戦」
でのお話でした。

脳卒中で搬送されてくる急性期の患者さんに早期に口腔ケアを実施することで、
”食べる”という日常生活が早期に回復でき、その後のリハビリにも大きな成果につながった
多数の症例報告を動画などでわかりやすく紹介されました。

これまで「入院中の口腔ケア」といえば、講師そして受講者に歯科関係者が多く、
歯科から医科へのアピール的要素が多く感じられましたが、
今回は参加者に医師や看護師など医科関係者が多く、
また急性期病院の脳外科医が口腔ケアの重要性を強く示されているのに、
歯科医師として非常に感銘を受けました。

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特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者の講習会

平成28年6月30日、7月3日の2日間にわたって、
奈良県歯科医師会会館の視聴覚室において、
特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者講習会が開催されました。

歯科医院では、診療や滅菌、また技工などで
ホルムアルデヒドはじめ数種類の特定化学物資を取り扱っており、
法的に表題の作業主任者が選任されなければならなくなっています。

院長は、一昨年の4月より特定化学物質・四アルキル鉛等作業主任者と
酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習会の講師を担当しているが、
自らも作業主任者となるべく受講し、また一部講師も努めました。

2日目の講習会終了後に25問のマークシートによる試験が実施され、
合格者には後日、顔写真入りの修了証が届きます。

歯科医師会会館では多くの研修会や講演会が開催されますが、
受講者が受験するというようなことはほとんどありませんんので、
昼休みは多数の方が真剣に試験勉強に励んでいました。

↓ 昼食後の昼休みの光景

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院内で研修会をしてもらいました

平成28年6月21日、当院の院内において
グラクソ・スミス・クライン(株)によるセミナーが開催されました。

テーマは「知覚過敏症」と「口腔乾燥症」についてでした。
当院の歯科医衛生士3名が昼休もを利用して受講しました。

このような形の勉強会は初めてでした。

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第89回日本産業衛生学会に出席

5月26日、27日、
長年、歯科医師会で産業保健の領域を担当した経緯もあり、
また労働衛生コンサルタントとしてスキルアップの意味もあり、
学会の産業歯科保健部会の幹事として参加してきました。

いま、産業衛生分野は
ストレスチェックやリスクアセスメントの義務化など色々と大変です。

歯科医院もリスクアセスメントをしなければなりませんが、
ほとんどの会員は関心が少ないので実情です。

最近は、慢性中毒によるガン発生など
事業所での労働衛生の問題が多くなっています。

急性中毒や安全面のトラブルは目に見えやすいのですが、
慢性中毒は数十年の単位で発生します。
わかった時は退職後だったりで因果関係が見えにくいのです。

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