H28年度 在宅歯科医療・口腔保健研修会に参加

平成29年1月26日(木)、かしはら万葉ホールで開催された
中和保健所主催の標題の研修会に参加してきました。

演題は「より早期からの包括的フレイル予防戦略
〜新概念『オーラルフレイル』から何を狙うのか〜」

講師は東京大学高齢社会総合研究機構教授の飯島勝矢先生です。
実は飯島先生には、私が所属している日本産業衛生学会が大阪で開催した
第88回学会の際、私が企画担当となったシンポジウムでも演者として
お世話になったのですが、その後も「オーラルフレイル」の発案者として
ご活躍され、今回の講演につながったようです。

昔から「病気は口から」ということがいわれますが、
まさにこのことを論理的にご教示いただく講演会となりました。

介護分野での歯科領域の重要さは、年々理解もされてきておりますが、
まだまだ一般の方はじめ医療関係者にも浸透しきれてない面が多々あり、
高齢社会にとって、口腔機能低下からはじまる全身へのフレイル(虚弱)、
そしてサルコペニアとつながる一連の悪循環を断ち切るために
「オーラルフレイル」は非常に重要であることを訴えていただきました。